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選定・導入編

種類

MAツールには、こんなにたくさんの種類があるんです!

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マーケティング業務の効率化と自動化を実現する「MA(マーケティングオートメーション)ツール」。リードの獲得やナーチャリング業務、営業活動のリソース不足に悩んでいる企業なら導入を検討する価値は十分にあります。

しかし、MAツールにはさまざまな種類があるので、どれを選んでも良いというわけではありません。そこで今回は、MAツールの種類や機能について詳しくご紹介します。

MAツールの種類

MAツールには、主に4つの種類があります。それぞれの特徴を詳しく見ていきましょう。

オンプレミス型のMAツール

自社内サーバーにソフトをインストールして、運用と保守をすべて自社で行うタイプです。自社内運用なのでセキュリティ面では優れていますが、アクセスできるPCや環境が限られているというデメリットがあります。外出先からのアクセスもできないケースも多くあります。

クラウド型のMAツール

外部サーバーにアクセスして使うタイプです。ネット環境が整っていれば、スマホやPCからでもアクセスできます。アカウントを登録するだけで使えるようになるため、導入も簡単です。利用人数や使用できる機能によって複数の料金プランが設定されているのもクラウド型の特徴といえます。

モバイル対応のMAツール

インサイドセールス中心の営業活動を行う場合は問題ありませんが、訪問営業が多い場合は、移動中でも商談相手の情報をチェックできるモバイル対応型を選ぶと便利です。外出先からデータを入力すれば、リアルタイムで情報を共有することもできます。

SFAとCRMの機能も備えているMAツール

SFAとCRMの機能も備えた統合型ツールです。統合型は「リードの獲得から案件管理、顧客関係の維持まで」という幅広い領域を1台でカバーできますが、各ツール単体で導入するよりも機能面では劣ります。それぞれの機能の充実度で選ぶなら、SFAやCRMを単体で導入して、MAツールと連携させた方がいいでしょう。

種類豊富なMAツールの比較·選定ポイント

MAツールの種類は豊富なので、選定ポイントを誤ると期待していた効果が得られません。自社に最適なMAツールを導入するためにも、比較・選定ポイントをしっかりチェックしておきましょう。

BtoB向けかBtoC向けか

BtoBとBtoCでは求められる機能が異なります。BtoCなら管理するリード数は膨大になりますが、BtoBなら500~100,000程度のリード数が目安となるでしょう。逆に、BtoBでは顧客が購入を決めるまでの時間が長く複数人が関わるため、トラッキング機能やシナリオ機能が充実しているMAツールの方が購買までのフォローを効果的に実施できます。

自社の課題を解消できるか

同じような種類のツールに見えても、それぞれ強みとするポイントがあります。それが自社の課題とマッチしているかを考えることが重要です。たとえば、オンラインだけではなく、オフラインでのリード獲得にも力を入れたいなら、「セミナーの告知ページ」や「参加申し込みフォーム」などをより簡単に作成できるMAツールを選びましょう。人材不足に悩んでいるならば、One to Oneマーケティングを自動化できるシナリオ機能があるものを選ぶ方が自社の課題解決に適しているといえるでしょう。

自社で使いこなせるか

「多機能だから」という理由だけで選ぶと、機能を使いこなせず導入に失敗する確率が高まります。多機能なMAツールを導入する場合には、担当者の知識レベルで運用できるかどうかを必ず確認しておきましょう。

価格は適切か

初期導入費用はツールの種類によって様々で、無料のものから30万円以上のものまで幅広くあります。月額費用も数千円~10万円以上と大きな差があるため、機能が多いから、みんなが使っているから、といった理由で選ぶと、思った効果が得られないのに費用だけがかさんでしまう、ということが起こり得るので注意が必要です。

価格で悩んだ場合は、MAツールの導入によって削減できるコストや、新たに獲得できる商談数などを想定した費用対効果で判断するといいでしょう。トライアル期間があるMAツールを使ってみるのも、ひとつの方法です。

操作性もチェック

操作のしやすさも重要な条件のひとつです。マーケティング担当者が使いにくさを感じてしまうユーザインタフェースでは、パフォーマンスを最大限に発揮することができません。

使いにくいMAツールは、導入後の研修や社内向けマニュアル作成などの手間もかかり、活用度に個人差が生じることもあるでしょう。

社内のやり取りは紙や書類が多く、システムを使ったことがあまり無いという企業であれば、なおさら直感的に操作できるMAツールを選択することがおすすめです。

サポート体制も確認

導入時や運用後のサポート体制もチェックも必須となります。サポートありと謳っている場合でも、メールでの対応のみの場合や、電話・対面サポートまでOK、また導入期間の1ヶ月間のみサポートありなど、サポートの種類も企業によって様々です。自社の活用頻度や知識・操作レベルを考慮しながら、必要なサポートを受けられるところを選びましょう。

まとめ

MAツールには数多くの種類があり、価格帯の幅も広いので、費用対効果をシミュレーションして自社に最適な価格を算出しながら、自社の課題解消に役立つ機能を備えたツールを選ぶことが大切です。

また、MAツールの導入そのものが目的になってしまわないように、導入後の使いやすさやサポート体制もチェックして、マーケティング業務の効率化に繋がるようにしましょう。

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